アヴァロンの鍵Onlineについて

人気TCGをオンラインゲーム化

株式会社ゲームポットとして様々なタイトルを世に送り出していた中で子会社化され、さらに昨年2014年には社名を『GMOゲームポット株式会社』へと商号変更して再スタートを切っている。そんなGMOゲームポットが開発したオンラインゲームを幾つか紹介していこう。

まず最初に紹介するのは、現在では運営そのものは修了してしまっているが開発された当初は人気作になるだろうと予測されていた『アヴァロンの鍵 ONLINE』についてだ。元々TCGを用いたアーケードゲームとして2003年頃から人気作品だったアヴァロンの鍵、それが2009年にブラウザゲームとして当時のゲームポッドが開発・運営権を勝ち取ることに成功して、プロジェクトは起動する。その後、開発に関わるチームとして、アヴァロンの鍵のチーフデザイナーを務めていた人も加わるなど当時はハマって毎日アーケード前にしがみついていた人でも懐かしく、また好きなときにパソコンを開いていつでも手軽に遊べるようになった。

一見すると何もかもがプラス要素に見えなくもないが、結果的に運営が終了している点を考えれば企業が予想していた以上の成果が挙げられなかったのだろうと、そんな勘ぐりをしてしまう。人気作をメディアミックス展開すれば必ず効果があらわれるといった保障はない。また当時のユーザーを意識した作りとなっているのも、ある種不便さをもたらしていたのかもしれないが、今となっては審議の沙汰を確かめるのも野暮というものだ。

基本的なゲーム性

すでにサービスそのものは終了しているが、アヴァロンの鍵 ONLINEについて簡単に遊び方を紹介しよう。

遊び方

(1)鍵を持っている『ホルダー』、並びに『チェイサー』に分かれる

(2)すごろくの要領でマス目を進んでいき、ゴールを目指していく

(3)途中にモンスターを配置して、うまくホルダーの逃げ道を塞ぐ

(4)チェイサーがホルダーとの先頭に勝利すると、鍵の所有者が入れ替わり、またホルダーとチェイサーの役割も変わる

(5)プレイヤーはホルダーのまま、敵に鍵を奪われないように指定された祠に入り、3回入ればゴールとなる

アーケード版との違い

おおまかなゲームの流れとしてはこのようになっている、このルールはアーケード版を元にして作られた基本ルールとなっており、アーケードゲームにはまっていた人たちでも嬉しい機能となっている。ただそれだと明確にアーケードとブラウザとの違いが立証されていない。この点に大きな違いをもたらしていないと、固定ユーザーの場合はアーケードと何ら代わり映えのないゲームとして離れてしま。新規ユーザーにしても、独自のシステムを採用したゲームであればあるほど面白みは増すもの。ゲーマーとは目の肥えた人種が多く存在しているので、開発する側としても苦労は絶えない。

では実際、どのような違いがあったのかを紹介していこう。

(1)キャラクターの選択

まずはキャラクターだ、アーケード版においてはキャラクターは予め用意されていたもののなから好きなモノを選んでゲームを始めていくのに対して、ブラウザ版においては最初から自分好みのキャラクターを作成出来るようになっている。オリジナリティの高いキャラクターを作りたいと考えている人には持ってこい、といったところだ。

(2)祠に入った証を3つ集める

本作の醍醐味であり、鍵となるアーケードゲームから引き継がれているホルダーとチェイサー性、そして鍵を守りながら祠に入って証を手に入れる。これを3回、つまり証を3つ手に入れることで勝利する事ができる。ただこの3つの証を手に入れるためにもデッキのカードをどのように組んでいるかが重要な戦略となっている。あまり強いカードを使いすぎると、後半頃になって証を手に入れるためにかなり不利な戦況に立たされてしまうなんて事態にもなるため、どのように証を効率よく集めていくのかも楽しみの1つだ。

ユニークすぎたのかもしれない

ゲーム性は面白いとは思うが、ただあまりにコアなシステムを採用しすぎたのも敗因の1つなのかもしれない。結果、すこぶる期待されていた割にはあまりパッとしない作品にまで落ちぶれてしまい、開発作品としては既に運営をするほどのものではないとして幕を下ろしてしまう。それでも運営開始から3年近く継続したのはまぁまぁといったところか。この頃は乱立するオンラインゲーム市場で生き残ることも難しかっただろうと考えると、まだ名を知られることなく幕引きをしてしまった作品よりはマシな方だ。

カードゲームは現実から仮想現実へ